KLCC地雷廃絶キャンペーン

リラの会のチャリティ・コンサートと
アン・マクナマラさんの講演会

2002年5月26日(日)メルパルクホールで、KLCC主催でチャリティーコンサートと講演会が開催され、約180人の参加者がありました。

第一部は、コーラスグループ「リラの会」のチャリティー・コンサートでした。合唱曲集「白いうた 青いうた」(谷川 雁作詞 新実徳英作曲)の作品やアイルランド民謡などを「リラの会」の合唱や小島征子さんの独唱で披露され、そのすばらしい歌声にみんな聴きいっていました。

また、コンサートの中で、リコーダーのやさしい音色にのせて、詩人金井光子さんが地雷廃絶を願って書かれた詩「爆弾より教科書を!地雷より麦を!」が朗読されました。

第二部では、カンボジアで地雷被害者の支援活動を続けるNGO「コンサーン ワールドワイド」のアン・マクナマラさん(アイルランド出身)が講演をされました。コンサーンの活動は、貧困にあえぐ人々の自立を支援するもので、人々に貧困から抜け出す術(すべ)を指導し、土地や資金などなにもない村人に、事業を始める資金を融資したり、生活向上のためのインフラ整備などに取り組んでいます。

マクナマラさんは、「支援を受ける人は、魚そのものではなく、魚を採る方法を求めています。生活の糧を得るための支援が必要です」と言われていました。また、「内戦のため、カンボジアでは貧困から抜け出す教育が不足していましたが、コンサーンの活動で地雷被害者の生活も少しずつだが向上してきています。」と述べられ、「世界から貧困がなくなるまで活動を続けたい」とも語られました。

講演会の最後に、KLCCからマクナマラさんにこれまでに集まった寄付金1万ドルが手渡されました。マクナマラさんは、「この寄付金がどういうことに使われたかを、きちんと報告します」と約束してくださいました。

また、講演会に先立ち、阿蘇郡小国町の万成小学校の「まんせい緑の少年団」の子どもたちが、ゼンマイを販売して得た収益金を、カンボジアで小学校を運営しているエム・ボウンさんへ机とイスの購入資金として渡してもらうよう、マクナマラさんに託しました。こちらも後で向こうの様子を写真で知らせて下さるということでした。

コーラスグループ「リラの会」 アン・マクナマラさん

リラの会は、作詞家・谷川雁氏(熊本県水俣出身)と作曲家・新実徳英氏の二人のコンビで生まれた53曲からなる「白いうた、青いうた」を、一人でも多くの人に歌ってもらいたいと、1997年4月に発足したコーラスグループです。

主宰者の小島征子さんは、1983年から5年間アイルランドに滞在されました。著書『アイルランドの八重桜』(東京経済発行)

アン・マクナマラ氏は、アイルランド出身で、NGO団体コンサーンワールドワイドに所属し、長くアフリカ諸国での活動をされた後、現在はカンボジアでスタッフとして活躍中です。

20年以上保険会社に勤務し、900名のスタッフを代表する役職にいましたが、1995年に辞職し、コンサーンワールドワイドに参加。バングラディッシュや東アフリカ各地を担当した後、2001年1月よりカンボジアで副総監督として活躍されています。

コンサーン・ワールドワイド

コンサーンワールドワイドは、1968年アイルランドで生れたNGO団体で、1968年アフリカのビアフラ(現ナイジェリア)で起こった大飢饉の際に、救援物資を送ろうという運動がきっかけで誕生しました。それ以来、コンサーンはアジア、アフリカの26カ国で、長期にわたる救援および支援活動を行っています。財源の44%がアイルランド国民による寄付であり、海外駐在のスタッフは130名ほどで、2500名の現地人スタッフとともに活動しています。

現在、カンボジアでのコンサーンの活動は、地域開発、森林管理、小規模銀行制度による人々の生活の立て直しの3部門に分かれていて、6つの地域でカンボジア人が直接的な仕事をしています。

現在、コンサーンワールドワイドを支援している団体

  • Concern public donations
  • Government of Ireland
  • Princess Diana Memorial Fund
  • Kumamoto Landmine Clearance Campaign(KLCC)

KLCCは、2000年7月以来、コンサーンワールドワイドの地雷被害者の支援活動に3回にわたり寄付をし、今回で4回目になります。

主催:地雷廃絶と被害者支援の会・熊本(KLCC) 
後援:熊本県、熊本市、熊本県教育委員会、熊本市教育委員会